まず、生徒にとって大切なのは学校のインフラです。その学校がどういうホールを備えるか、どういうコンソールを設置しているのか。そういったレッスン環境はとても大事です。都内にある学校のおおよその状況しか把握してないですが、最近の専門学校の施設はかなりすごいことになっています。超一流クラスのアーティストが使うコンソールやスピーカーが用意されているので、今時の学生は本当に素晴らしい環境で学べるチャンスがあると言えます。
じゃあ「どの学校に入ればいいか?」。みなさん悩むところかもしれませんが、もちろん授業料も大きな要素ですよね。まあ、それは一旦置いておくとして結論を言うと、環境設備と同じくらい大事なことはずばり「教師の質」。いや、本当に大事なのはそれしかないかもしれません。「じゃあ、洗足学園音楽大学の小松さんのところに行けば育ちますか?」と聞かれれば、私は自信を持って「はい」と断言できます。生徒を多く募集したいからそんなことを言っている訳じゃなく、第一線の現場で戦っている人が何を考えているか。テクニック、精神面を含め、現場で蓄積して来た経験からしか教えられないことがたくさんあるんです。
「4年間、ないし2年間で何を教えてもらえるか?」 カリキュラムならびに「この先生は業界で何をしてきた人なのか?」ということを真剣にリサーチしたほうがいいです。正直、学校のパンフレットやホームページには書いてないですよ。事前にその学校のオープンキャンパスに参加する事は、最低限の行動だと思います。その次に必要なリサーチについては、後半にて!! |