ハイエンドマイクを飛澤正人氏による収録とレビューでお届け!男性・女性ボーカル計17本の音源で、なかなか聴けないハイエンドマイクのサウンドを聴くチャンスです!
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■Hear the Real Tone2019、第4弾は男性ボーカル8本、女性ボーカル9本、計17本の音源を収録しました!

 

■【10/25更新】USED入荷情報!
 

■PAエンジニア 小松氏の今回のコラムは「アコースティックピアノのピックアップとPAについて」です。

Hear the Real Tone2019、第4弾は男性ボーカル8本、
女性ボーカル9本、計17本の音源を収録しました!
お馴染みレコーディングエンジニア飛澤正人氏に収録していただき、
全てのマイクにコメントをいただきました!

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アコースティックピアノのピックアップとPAについて

今回は、アコースティックピアノのピックアップとPAについてです。

僕の格言にPAは、“生ピアノに始まり生ピアノに終わる”があります。
その理由は、生ピアノ(以後、Pf)は、各会場にあるPfの種類、管理状態、演奏者のタッチの大きな違いがあるのでPAはとても難しくなります。

アコースティック編成でのPfのPAはそれほど悩む事はありませんがバンド編成でのPfのPAはとても難度が高いです。
その理由は、他のドラム、エレクトリックギターの音のかぶりが多いからです。
では、それぞれの状況でのPAのマイクアレンジを説明して行きます。

まず大切なのは、アコースティック楽器はどうやって発音する構造なのかを知る事です。Pfは鍵盤を指で弾きますとハンマーで弦を叩きます。そしてその弦の音がブリッジに伝わり、響板を響かせて音を増幅します。そして反響板にて客席方向に音を拡散します。
言葉での説明を物理的に理解する事が大切です。

まずマイクをアレンジする前にピアニストに弾いてもらい、楽器の鳴りやマイクを立てる場所をイメージします。そしてその場所にマイクを立ててPAします。
マイクアレンジのベーシックな考え方は、低い弦と中音弦の交差する所にLoマイクを立て、高音域にHiマイクを立てて、LoとHiのバランスをミキシングします。

実際に音を聴いてもっと響きが欲しい時は、オフマイクにしたりもっとアタックが欲しい場合はマイクを近づけます。(オンマイク)

アコースティック編成でのPfのPAはハウリングを懸念する事無くマイクをセレクトできますが、バンドの中でのPfマイクのセレクトは事前にプランニングが必要です。
以前、海外アーティストと同行したエンジニアの手法に、静かな曲はコンデンサーマイクを使い、バンド曲ではダイナミックマイクを使っていました。

Pf ホール(金属フレームの穴)にマイクを立てるのも音圧がピックアップできます。
また、圧電式のピックアップを使うとより音圧はピックアップ出来ます。代表的なピックアップはYAMAHIKOです。

ピアノマイクへ他の楽器音がかぶらないように、ピアノの反響板を半開にするのも大切な手法です。また、Pfの前にアクリル板を立てて遮音をする事もあります。

DPA4099

最近では、DPA4099のようにコンパクトマイクがあります。

このマイクはアッセンブリーに、マグネット式にてピアノのフレームに取り付けが可能です。マイクアレンジが簡単であり、反響板を全閉にする事も出来ますのでかぶりに対してとても有効です。

Pfミキシングテクニックでは、マイクのフェーダーを上げて行きますと、自然な音量感からいかにもPAしている感じに移行していきます。
その一番気持ちがいいPf音圧に他の編成楽器のボリュームを合わせるのも大切な意識です。足し算だけでは無く、引き算も重要なキーです!!


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小松 ” K.M.D ” 久明 プロフィール


1984年(財)ヤマハ音楽振興会入社。
LINE UP、久松史奈、西村由紀江、谷口崇、Sound Scheduleのハウスミキシングエンジニアを担当。

1997年(有)Oasis Sound Design Inc 設立。
石野真子、大黒摩季、昆 夏美、河村隆一、手蔦葵、吉澤嘉代子、良知 真次、AUTRIBE、BAROQUE、INORAN、DIAURA,Muddy Apes、LUNA SEA、Sound Schedule、Tourbillon、SHAZNA、彩冷える、オーロラタクト、石井一孝のコンサートミキシングを手がける。

HP : https://www.kmd2017.com

Rock oN Line eStore 直通TEL : 03-3477-7272  (営業時間 12:00 ~ 19:00 / 日曜定休)

〒150-0041 東京都渋谷区神南1-8-18 クオリア神南フラッツ1F
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オンラインストア:https://store.miroc.co.jp


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