今年の3月から始まったツアーは新しいアルバムを引っさげてのツアー。新曲の音を早くまとめたいという事情もあってか、改めて声をかけていただきました。本当に嬉しいですよね。私はFOHOpとしての立場もありつつ、事情で参加できない時でもいいライブができるように、アドバイザーという立場でやれることを日々考えています。そこで私が設定した大きなテーマは2つ。まずはボーカリスト大黒摩季の声を、より良くするシステムを考える。そしてもう1つはリズムの音でした。
リズムをより良くする手法としてバスドラのマイクは、ND868(モニター用)とU47(FOH用)の2本を立て、U47にはヘッドアンプをドラムセット内に置き、ラインレベルでFOHに送っています。バスドラムの中に置くバウンダリーマイクは、マイクのアウトをパラレルにして、モニターに送る回線とFOHのヘッドアンプに送ります。もしステージに置いたヘッドアンプにトラブルがあったとしてもモニターエンジニアには関係無いように考慮しています。 |